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オーガー / Augurとは?

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スマートコントラクトと未来予測って相性良いんですよね。
例えば、Aっていう未来を予測して、その通りになったらBっていうアクションを実行する。

ユースケース何か思いつきますか?
そうです、ギャンブルです。

今回は、分散型未来予測Augurを紹介します。

概要

Ethereumのスマートコントラクトを利用して、仲介者のいない市場を目指すプロダクトで、参加者はとある未来を予測して、当たれば報酬がもらえて外すと参加費が没収されます。

課題

ギャンブルなどの未来予測市場にはいくつかの課題が存在します。

例えば、ディーラーなどの第三者による不正操作ですね。
パチンコなどでも同じことがいえますが、結局運営者が儲かるようにできてるんでしょ?って話です。

なお、ここで重要なのは実際に不正が行われてるかではなく、その可能性があることそのものです。

解決方法

これに対してAugurは、非中央集権型のプラットフォームにすることで、第三さやによる不正を排除しています。

不正操作が行われているか否かではなく、そもそもその可能性を排除することができるのが非中央集権型の特徴です。

課題の本質とブロックチェーンやスマートコントラクトの特徴をうまく活かしているといえます。

取り扱い取引所

※あとで更新します

関連サイト

公式サイトhttp://www.augur.net/
ホワイトペーパーhttps://bravenewcoin.com/assets/Whitepapers/Augur-A-Decentralized-Open-Source-Platform-for-Prediction-Markets.pdf
GitHubhttps://github.com/AugurProject

ストージ / Storjとは?

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Storjです。
僕が個人的に最もブロックチェーンテクノロジーと相性がいいと思っている分散型ストレージ系のサービスの1つです。

オンプレ→クラウド→分散
このストレージの変遷はブロックチェーン時代において必然だと思います。

なお、Storjは日本国内における認定通貨として認められています。

概要

普段使用しているコンピュータの容量が常にいっぱいで困る...
って経験ありませんか?
Storjはこの課題に対してブロックチェーンでアプローチしています。

Storjは分散型のストレージシェアサービスです。
分散ストレージというのは、凄く簡単にいうと、これまで一箇所でまとめて保存していたデータを、分散させて保存しようというものです。

既存の類似サービスとしては、DropboxGoogle Driveなどがあげられますが、分散型という点において大きく異なります。

Storjの利用者は、利用者同士でストレージを貸し借りすることができます。

例えば、Aさんが自分のコンピュータに空き容量が無い場合、Bさんのコンピュータの空き容量を使用することができるということです。
これを不特定多数の間でシームレスに行うことができます。

AさんのデータをBさんが自分のコンピュータする際、下図のように、まずBさんのコンピュータ上でデータが32MBずつのSHARDと呼ばれる断片に分割されます。
その後、それぞれの断片が暗号化されて保存される仕組みです。

※保存先にデータを32MBずつに分割して暗号化してから保存している

取り扱い取引所

・Bittrex
・Poloniex
・Yobit

公式サイト

https://storj.io/

ジリカ / Zilliqa -ハイスループットブロックチェーンとは?

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先日、ZilliqaのCEO Xinshu Dong氏とCo-Founder Amrit Kumar氏が来日されたので話を聞いてきました。

ビットコインキャッシュの誕生やテレグラムの超大型ICOなど、スケーラビリティ問題へのソリューションが目立ってきましたが、Zilliqaについてもちょっと自分の思考の整理も兼ねて考察してみようかと思います。

概要

Zilliqa(ジリカ)は、世界で初めてシャーディングという仕組みを実現したパブリック型のブロックチェーンで、ブロックチェーンのスケーラビリティ問題へのソリューションとして注目を集めています。

ビットコインキャッシュの記事でも軽く説明しましたが、ビットコインはブロックサイズが約1MBであることにより、計算上は7tps(取引/秒)になります。

比較対象として、決済手段でメジャーなクレジットカードは、1日に約4~5億もの取引をさばいているといわれており、約4500tpsになります。

超ざっくりいうと、これじゃ決済に使えないじゃんっていうのがスケーラビリティ問題です。

これに対してZilliqaは、テストフェーズで3,600ノードを使いクレカ平均取引件数と同等の2,488tpsを達成したとのことです。

仕組み

大きく分けて「シャーディング」と「並列処理」が論点かなと思うので、整理していきます。

自分の中の整理目的で書いてるので、合ってるかわかりません&間違ってたら議論したいです。
→リプライください:https://twitter.com/tomohiro_tagami

シャーディングと並列処理
既存ブロックチェーンの多くは全ノードが全トランザクションを処理するために同じ計算をしており、ビットコインは7tps、イーサリアムは10tpsぐらいが限界だった気がします。

これに対してZilliqaのブロックチェーンは、計算と承認を分割してシャードごとに並列処理することによって、劇的なパフォーマンス向上が見込めるとのこと。

かつ、全ノードが同じ計算をせず、シャードごとにそれぞれ異なる計算を担当するみたいです。

ちょっと語弊を恐れずに超わかりやすく言うと、全ノードで同じことをする必要ないよね?いくつかに分割しても機密性と耐久性と整合性を維持できるよね?って考え方だと思います。(合ってる?)

当然、セキュリティ大丈夫?ってなりますが、Zilliqaのコンセンサス最低ノード数は600だそうで、他のは20とか平均みたいだそうです。
(すいません、ここらへんはあまり詳しくわかりません、、m(__)m)

例えば、ノードが50台あったとして、それを5シャード(ノードのグループみたいなもの)に分割します。
1つのシャードにつき500tpsだとした場合、500*5=2500tpsになります。

Zilliqaネットワークのノード数が増加するほど、さばけるトランザクション数が増える、とCEOのXinshu Dongさんがけっこう自信あり気にアピールしてました。
シャードの数が増えればさばけるトランザクション数も増えるって当然っちゃ当然の話です。

マイニングに関しても触れていて、Zilliqaのマイニングは低エネルギーで可能かつ手数料を安くしているとのことです。
しかし、多くのトランザクションをさばけるため、トランザクションフィーが多くなるとのことです。(イーサリアムの200倍ぐらいだそうです。)
こうすることでマイナーのインセンティブ設計をしているのだとか。

個人的には、同じ計算をシャードごとに分割してチーム対抗戦みたいな感じならわかるのですが、中長期的にシャードを増やすために当然ノードを増やしていくのだから、手数料は分散すると思ったりしました。

ある一定までいけば必要なトランザクションに耐えうるシャード数も見えてくるって感じなのかな。

デジタル広告への活用

よくブロックチェーンとアドテクの親和性が語られることがあります。
僕も大企業のマーケティング部にいたことがありますが、億円単位の費用が普通に動くぐらいになると、代理店丸投げの状態で、ぶっちゃけ広告主側は代理店側が何をしているかブラックボックスな部分が多いんですよね。

意識の問題にもなりますが、ブロックチェーンで管理すれば処理を追おうと思えば追えます。
たぶん実際には追いませんが、"いつでも追えるんだぞ?"っていう状態は代理店の行動をポジティブな方へ進めると思います。

あ、これ広告主側はより怠惰になりますねww

前置きが長くなりましたが、アドテクが進化したことで、RTBなどの仕組みが生まれ、凄まじいトランザクションが発生してるのがデジタル広告の特徴ですが、現状は普通に難しいと思います。

テキストだけでも厳しいのにクリエイティブが活性化して動画広告が当たり前になっているし、それこそスケーラビリティ問題への直面します。

なので、アドテクへもZilliqaはソリューションを提供するんだ!ってXinshu Dongさんが言ってました。

最後に

Zilliqaはシンガポールを拠点にしてるみたいですね。
シンガポールブロックチェーン事業への投資がかなり積極的みたいです。

ただ規制は日本の方が緩和されているみたいです。
ユースケースどんどん出したい、、!頑張ります。

SingularDTVとは?

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動画メディア、動画広告、動画制作...
ライブコマースの影響からか、加熱していた動画市場も少し落ち着いたように思います。

今回はSingularDTVです。
名前がかっこよくて好きです。

概要

SingularDTVは、Ethereum上でデジタルコンテンツを制作・配信できる分散型プラットフォームです。

NetflixやHuluのような動画配信サービスの分散型バージョンと考えるとわかりやすいですかね。

スマートコントラクトを活用することで、著作権の管理を透明な形で管理できるようになってます。
ブロックチェーンやスマートコントラクトは著作権と相性いいですよね。

課題

デジタル時代がここまで普及すると、著作権問題がやはり顕著で、しかし中央集権型のサービスではその部分がプラットフォームに依存するケースが多く、ブラックボックスな状態でした。

またサブスクリプション型のサービスが多く、例えばこの映画だけ少額で見たいのに...って思った人も少なくないと思います。
僕はミニオンだけ見るためにAmazon Primeに契約しています。

解決方法

SingularDTVは、ブロックチェーンによる非中央集権型のサービスで、かつスマートコントラクトを活用することで従来のサービスでブラックボックスだった部分の透明化を実現しています。

また、マイクロペイメントを活用することで少額決済も実現しています。
これでミニオンだけを例えば10円とかで見ることが可能になりました。

展望

最近はEthereumを使ったサービスが増えているため、取引量も増加し、決済手数料も決して安いとはいえなくなってしまっています。

ただ、非中央集権型のデジタルコンテンツプラットフォームの価値はこれから一層高まっていくと予想されるので、さらなる発展が期待できそうです。

何より名前がかっこいいです。

取り扱い取引所

※あとで更新します

公式サイト

SingularDTV

ゲームクレジット / GameCreditsとは?

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GameCreditsを紹介します。

GameCreditsは語弊を恐れずに超簡単に説明すると、全てのゲームで使用される共通の仮想通貨を目指すプロダクトです。

GameCreditsが発行する仮想通貨「GAME」を持っていれば、GameCreditsのストア内にあるゲームを購入できたり、ゲームで使われているアイテムに課金できたりします。

これまでのゲームでアイテム課金する場合は、そのゲーム独自の仮想通貨(パズドラの魔法石?やモンストのマジックストーン?など)にそれぞれ両替する必要がありました。

しかも途中で飽きてゲームをやめたとしても、使い残したゲーム内仮想通貨は法定通貨(円やドルなど)に戻すことはできません。

GAMEを使用することでこういった課題を解消することができます。

GameCreditsが運営するGstoreには、制作したゲームを配布することもできます。
GooglePlayやAppStoreでなかなか上位表示されない場合も、Gstoreで販促することができます。

ゲーム開発者への貢献

GameCreditsが解消した課題はエンドユーザーだけのものではありません。

デベロッパーはゲームを開発するにあたり独自の仮想通貨を実装する必要があります。また開発だけでなく当然運営する必要があるため、それだけランニングコストも発生します。

しかしGameCreditsは課金用のAPIを提供しているため、上記の問題も解消されます。

拡大するゲーム市場のリードカンパニーとして

まだまだ拡大が期待されるゲーム市場において、こういった共通通貨の実需は凄まじく、GameCreditsにはリードカンパニーとしての活躍が期待できそうです。

GAMEは、なんとあのファイナルファンタジーでも使用することができます。今後もますます大型ゲームへの導入が予想されます。

日本円のデジタル通貨発行(e円)に関する日本政府の答弁

立憲民主党・市民クラブの中谷一馬氏による「日本円のデジタル通貨発行に関する質問主意書」に関する答弁が安倍内閣より返って来たことが明らかになりました。

閣議決定を経て安倍晋三首相名の答弁の中に、日本政府として中央銀行によるデジタル通貨を発行する可能性について検討してまいりたいという答弁が返って参りましたので、皆様にもご報告させていただきます。

 *1

 

質問主意書は、2018年2月5日に提出されており、冒頭で世界的なデジタル通貨発行事例を取り上げ、日本政府として具体的にどうような対応をとっていくのかが明確にされていない点を指摘しています。

 

管理コストの削減や利便性の向上などを訴え、最終的に以下の5つの質問を投げかけています。

一日本政府として、中央銀行によるデジタル通貨を発行する可能性について、現時点でどのように考えて 二 いるか、所見を伺いたい。

二各国のデジタル法定通貨に関係する取り組みについて日本政府としてどのように捉えているか、所見を 伺いたい。

三日本政府においてもシンガポールのように、日本の現金・小切手等の紙ベースによる決済手段利用に伴 うコストを調査し、デジタル通貨などの電子的な決済に置き換えることで、どの程度の効率化が図られる のか研究・試算すべきであると考えるが、如何か。

四また、三に加えて、日本円をデジタル通貨化した時に得られる包括的なメリット・デメリットを、政府 として公式に調査・研究すべきと考えるが、如何か。

五二十か国財務大臣中央銀行総裁会議(G二〇)などの国際的な経済・金融問題について話し合う会議 で、民間の仮想通貨、国家のデジタル法定通貨による金融システムや金融政策への影響について意見交換 を行い、議論を深めるべきと考えるが、所見を伺いたい。

*2

 

これに対して安倍首相は、「議論を深めていきたい」「引き続き検討していく」といった答弁に留め、未だ検討中であることを報告しました。

ビットコインキャッシュ / Bitcoincashとは?

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2017年8月1日18時頃、ビットコインのブロック高478,558で発生したハードフォークにより誕生したビットコインキャッシュという仮想通貨を紹介します。

ビットコイン取引は約10分に1度ブロックが形成される(取引が承認される)仕様になっているのですが、そのブロックの中に入れることができる取引量が約1MBとなっています。

そのため、ビットコインの需要が高まるにつれて取引量が増えることで、1ブロックに入り切らない取引が発生するようになりました。(これをスケーラビリティ問題といいます。)

すると取引の承認待ちが発生します。これでは送金に使用することができません。

通貨である以上、送金や決済に使用できないのでは存在価値が無いのでは!?という発想の元、ビットコインのブロックサイズを拡張するための開発が実施されました。

そうして生まれたのがこのビットコインキャッシュです。
ビットコインキャッシュはブロックサイズを約8MBまで拡張しています。

ビットコインビットコインキャッシュ、今後どちらが生き残るかという議論がいつまで経っても止みません。

以下に世界的な有識者の意見を掲載しておきます。

Bitcoin.com共同創業者兼CTO Emil Oldenburg氏

I have in fact sold all my Bitcoins recently and switched to Bitcoin Cash.

オーストラリアの実業家のCraig Wright氏

2018 is the year we bring Bitcoin to its full potential. BCH will have more security and no more issues with limits on what it can achieve.
Op_Codes enabled
Block size not constrained
Time to bring it to the world

僕は世界的に影響力を持っているわけではないので、ポジショントーク無しの個人的な見解を述べておきたいと思います。

正直なところ、ビットコインビットコインキャッシュも異なる存在価値を持っていると考えています。

ビットコインは、そのドミナンスの高さからデジタルゴールドとしての価値、すなわちストック型の価値を持っていると考えています。

ビットコインキャッシュは、送金・決済通貨としての価値、すなわちフロー型の価値を持っていると考えています。

よく、ビットコインも開発を進めれば決済通貨として成り立つ、ビットコインキャッシュビットコインと同じ発行上限があるんだからデジタルゴールドとして成り立つ、という意見を耳にします。

それは一理あると思います。ただ、ここ数年のこの界隈は色んな人の思惑やポジショントークが飛び交っています。

僕は別々の価値を持った資産として異なる方針で進んでいけばいいと思っています。

ビットコインキャッシュだけでも書籍1冊では足りないぐらいの仕組みや概念がありますので、投資する際はぜひ一度勉強してみてくださいね。